RaspberryPi(RaspyFi)で音楽を!インストール編

先駆的PCオーディオフリークの間では、「VoyageMPD on ALIX 」より高音質の「MPD on Cubox」へと話題が移っています。
へそ曲がりかつスタートの遅い私は、未だに「Cubox」までは到達していません。

なんとかRaspberryPiへ「Raspbian」をインストールしてMPDを動かし、PCM192kHz/24bitを再生させようとがんばっていたのですが、RaspberryPi版の「VoyageMPD」のような音楽専用OS「RaspyFi」が正式版としてリリースされたことを知り、そちらを試してみました。
へたれなのですぐに他力本願へ走ってしまいます(^_^;)

 

「RaspyFi」に関しては、ベーター版の時から気になっていたのですが、ハイレゾファイルを再生すると「プチプチノイズ」が出たり、対応USB-DACの種類が少ないなどなど、完成度がイマイチな評判が多かったため静観していました。
Music TO GO! さんのブログで正式版リリース情報を知り、今回試してみました。

1.RaspyFiの入手

RaspyFi は下記から無料でダウンロードできます。

http://www.raspyfi.com/download/

ただし、現在のところtwitterまたはfacebookにアカウントを持っていて、フォローしないとダウンロードできません。
このあたり、コルグの「AudioGate」と少し似ています。
無料のAudioGateはファイル変換するときにtwitterでつぶやきます。

SourceForge.netからは普通にダウンロードできました。

http://sourceforge.jp/projects/sfnet_raspyfi/

 

WindowsPCで「RaspyFi1.0.zip」という圧縮ファイルをダウンロードして解凍します。
すると、RaspyFi1.0というフォルダーの中に「RaspyFi1.0.img」というイメージファイルができます。

これをSDカードへインストールします。
インストールのやり方は、Raspberry Piで音楽を!(1)~ブートイメージSDカードを作る
と全く同じですので、参考にして下さい。

SDカードの容量は、OSのみなら2GBもあれば十分でした。

「RaspyFi1.0.img」を正しくインストール済みのSDカードをRaspberryPiに装着して電源を入れれば、何の問題も無く起動します。

syokigamen

RaspberryPiにモニターを接続して起動直後

音楽専用らしく、ヘッドホンをした
「RaspyFi」君が現れます(笑)

 

 

ただ、「RaspyFi on RaspberryPI」の場合も簡単な初期設定は必要です。
ご多分に漏れず、「RaspyFi on RaspberryPI」のIPアドレスはDHCPで自動取得となっています。

やはり、MPDへ接続するには、IPアドレスを固定しておいた方が便利ですから、いつものように
TWSNMPマネージャ で「RaspyFi on RaspberryPI」のIPアドレスを調べます。

「RaspyFi on RaspberryPI」ではWEB UIが使えますので、今回はIEなどのブラウザーで設定します。

以下、画像で説明していきます。

R001 TWSNMPマネージャなどで調べた「RaspberryPI」のアドレスをブラウザーのURL欄へ記入してアクセスすると、こんな画面が立ち上がります。
R002

右上の「SETTINGS」をマウスクリックすると、プルダウンメニューが現れます。

その中のNetworkをクリックしていくと・・・

R003

右図の「DHCP」がenabled(Auto)となっている場所をクリックして、プルダウンメニューのdisabled(Static)とすれば・・・

R004

このように設定画面が現れます。

IP address:192.168.*.***  →RaspberryPIのアドレス
Netmask   :255.255.255.0
Gateway   :192.168.*.***  →ルーターなどのアドレス
PrimaryDNS:192.168.*.***  →ルーターなどのアドレス

のように設定して・・・

 R005

 下へスクロールすると
「SAVE CHANGES」ボタンが現れるので

クリックして保存する

 R006

ブラウザーを一旦閉じて
先ほど設定したIPアドレスでアクセスし直し

右上の「SETTINGS」をマウスクリックすると、プルダウンメニューが現れます。

その中のDatabaseをクリックしていくと・・・

 R007 音楽ファイルの置き場所を設定する画面が現れるので
 R008_1

Source name:  NAS for Music  適当に名前をつける
IP address:     192.168.*.***   NASのアドレス
Remote directory: *******/  NAS内のディレクトリー /を忘れずに

その他は、必要に応じて

 R009_1

下へスクロールすると
「SAVE MOUNT」ボタンが現れるので

クリックして保存する

 R010_1

NASがマウントされたのを確認して
うまくマウントされないと 「✔」が「✕」となる

UPDATA MPD DATABACE をクリックしてUPDATEしておく

R011 画面下部のBrowseを選択して
NASを選択
R012_1 先ほどNASにつけた名前が現れ
 R013_1 更にクリックでフォルダー名が表示される
R014_1

更に、フォルダー内をブラウズしていくと
各曲ファイルが現れ
右端の三マークをクリックすると
プルダウンメニューが現れる

 

R015_1 演奏中の画面

RaspyFiの場合は、初期設定がほとんどWEBでできます。
演奏の操作もWEBで可能です。
スマホのブラウザーからの操作も可能です。

むろん、Gnome Music Player Clientなどのクライアントアプリからもできます。

 

これで、準備が整いました。

インストール直後に少し聴いただけですが、なかなかの音質です。

「VoyageMPD on ALIX 」 v.s. 「RaspyFi on RaspberryPI」で聞き比べができそうです。

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このページの先頭へ