TU-879SVの改良(^_^;)

ご存じの方も多いと思われますが、エレキットから発売されている真空管アンプキット「6L6GCシングルステレオパワーアンプ (TU-879S)」をサンバレー・キット屋がKT88専用モデルとして一部定数を変更して販売しているのが、TU-879SV なるモデルです。

真空管6L6GCを除くエレキットオリジナルの部品は全て入っていますが(真空管はKT-88になっている)更にフロントパネルが樽材のパネル同梱になっています。

オリジナルのアルミパネルも付いていますが、やはり樽フロントパネルがプラシーボ効果も満点です(笑)

 

実は、私が一番最初に真空管アンプの門を叩いたと言うか、最初に作ったのがこのTU-879SVです。キット屋さんとの関わりもこれから始まりました。

これを皮切りに、キット屋さんの樽シリーズへハマッてしまいました(^_^;)

TU-879SV完成後、JB300BVer3完成までの約1年間は、私のメインパワーアンプとして活躍してくれました。

そんなTU-879SVですが、完成後3ヶ月経過したころに無性にいじりたくなった私は、キット屋倶楽部に紹介されていたTU-879Rの部屋さんのところの改造記事を参考に改造(改良?)しました。

TU-879Rの部屋さんは、エレキットオリジナルのTU-879R(TU-879Sの前のモデル)を購入され、出力真空管による音の違いを楽しんでいらっしゃいます。

私は、真空管交換以前に電源スイッチを切る瞬間、スピーカーから「ボン」「バチッ」という音がするのを何とかしたいと思い、TU-879Rの部屋さんオススメのスパークキラーを取り付けてみました。

私のような田舎に住んでいる者は部品入手に苦労します。
しかし、最近は通販という強い味方が付いていますから、ボタンをポチッとするだけで、宅配便のお兄ちゃんが届けてくれます。

このスパークキラーも 若松通商から購入しました。
本当に便利になったものです。

隣の市のパーツ店へ車や電車で買い出しに行くよりも、時間と交通費の節約になるかも知れませんね。

 

 スパークキラーを取り付けたところ。
(S1201 120Ω+0.1μF/150V)

リード線の保護は、余った電線のビニール被覆を利用してあります。
熱収縮チューブを使うまでもありません。
(実はこの時熱収縮チューブの手持ちなどありませんでした)

たった数十円のスパークキラー効果は絶大です。
エレキットさん、願わくば最初から付属して下さい!

 

 スパークキラーの効果は絶大です。
電源OFF時の耳障りな「バチッ」音は無くなりました。
あの音はスピーカーにも悪影響を及ぼしそうなので、機器にも精神衛生上も効きます。
これからこのアンプを購入されて製作される方は、最初から取り付けされることをオススメします。

 

それからもう一つの改良?ですが、TU-879Rの部屋さんのところにも紹介されていますが、カップリングコンデンサーの交換です。
最初にお断りしておきますが、完成後3ヶ月しか経過していない、エージングも十分か否かの時点で、このカップリングコンデンサーの交換を実施してしまったので、私の耳には正直その音質変化は分かりませんでした。
(元のフィルムコンデンサーに戻してやればはっきりするのかも知れませんが、あまり何度も部品交換すると、基板のランドを痛めてしまうので止めておきます)

 

スパークキラーと一緒に入手したコンデンサーはこちら。
東一電機株式会社のオイルペーパーコンデンサー
「Vitamin-Q」です。

   交換したのは、C5・C6の2箇所です。
オリジナルのPPフィルムコンは表面に実装されていましたが、この「Vitamin-Q」は大きいため、裏面へ実装しました。
スパークキラーと同じく、リード線の保護には、余った電線のビニール被覆を利用してあります。

 

くどいようですが、「Vitamin-Q」効果は正直分かりません。
元の音との比較をしないまま(元の音を覚えていない)ずっと1年間以上聴き続けています。

基板を痛めるのがいやでもういじらないはずが・・・・・・
この続きはまた次回。

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