真空管パワーアンプキットJB300BVer.3の製作その1

 真空管アンプキット「TU-879SV」の組み立てから約1年が経過して、次に挑戦したのがこの「JB300BVer.3」です。
 TU-879SVがプリント基板配線方式なのに対して、このJB300BVer.3はオール手配線です。

 「男はやっぱり手配線!」に挑戦したかったので、事前にサンバレー・キット屋さんの試聴室へ伺って、手配線方式のパワーアンプの中で私の予算にマッチするものを数種類試聴させていただき、最も気に入ったものを今回購入しました。

 現時点でネット検索しても、JB300Bの以前のバージョンに関する制作記事を書いていらっしゃる方はかなりおられますが、JB300BVer.3に関する制作記事はあまり見かけないので、ここに記録しておこうと思います。

 手配線初心者の私は、まずマニュアル類を組み立て前にスミからスミまで読みました。
組み立てマニュアルは初心者にも分かり易く書かれており、随所にノウハウ的なことも書いてあります。

梱包を開いた状態。

組み立てマニュアル・ガイドブック・かわら版が上に載せてあったのですが、今回はすぐに取り出して、穴の空くほど熟読しました。

後に私のお節介が始まりました・・・

一緒に注文しておいたJENSENコンデンサー。

後々の楽しみに一緒に注文しておきました。
標準付属のカップリングコンデンサーをこれに交換すると音がどう変化するのか楽しみです。

最初は、標準付属のコンデンサーで組み立て、何ヶ月後かに試してみるつもりです。

コンデンサー、抵抗器はパーツリストの順になっています。

パーツリストを見ながらチェックするのにとても便利な梱包になっています。

発砲スチロールにパーツを挿しているところ。

ガイドブックに書いてありました(^o^)

機構部品類もパーツリストの順になっています。

デジカメのアングルに収まりきれないので、アーチ状にしてあります。

ビス・ナット類もパーツリストの順になっています。

こういう小さな部品は紛失しやすいので、工程毎にビニールを破って取り出しました。

通常、この手のビス・ナット類は予備がついてくるのに???
と思っていたら・・・

ちゃんと最後の区画にありました。

さすが、キット屋さん!

電線・配線材も長すぎず、短すぎず。

アルミ放熱板(ブリッジダイオード用) アウトプットトランス用ケース(底板は中に入っていました)

シャーシ(フロント、リア、サイド)ウッドパネル

トップ・ボトムプレート

下にトッププレートが紙に包まれたままにしてありますが、この段階で完全に開いて確認しておくべきでした。

組み立て前にちょっとしたトラブルが・・・

電源トランスとチョークコイル

組み立て後にこの電源トランスのことでキット屋さんにご迷惑をかけてしまいました。

 アウトプットトランス

真空管 12AX7、6BQ5

真空管 5AR4

 

真空管 300B

ここではまだ箱入りのまま撮影しました。
撮影中に割ったら大変ですからね(^_^;)

 

トッププレートのアースポイントの塗装を剥がしたところ。

フロントフレームのボリューム取付穴周りの塗装を剥がしたところ。

  
 実は、トッププレートの包み紙を剥がすと、切削油のような深緑色のものがべったりと付着していました。

アースポイントの塗装を剥がした後で、一緒に無水アルコールで拭けば簡単にとれるだろうと思っていましたが、一部はそれでもなかなか取れません。
万能クリーナー(細かいコンパウンド入り)で磨くとやっと取れました。

これくらいでぎゃあぎゃあクレームを言うと本当にクレーマー・クレーマー(古いおやぢギャグで失礼)に成り下がりそうなので、グッとがまんの子であった(^_^;)

 

パワースイッチを取り付けたところ。
ワッシャーの表裏とスイッチの方向に迷いが・・・
パイロットランプの方向(端子の方向)も迷いました。
フロントフレームにサイドフレームを取り付けたところ。

スピーカー板ラグの方向を揃えるのに苦労 RCA入力端子のラグ部分の方向が優先か六角ナットの方向が優先か・・

実は、この段階でスピーカー板ラグとRCA入力端子の切り欠き部分の上下が逆でした。

ハンダをする工程で気づき、修正するはめに・・・

表側のRCA入力端子の六角部分の角度を揃えて・・・
フレームの組み立て完了。

300B用の真空管ソケット穴の大きさに違いがあるのを分かるまでにじっと見つめてかなり時間がかかりました。中心に突起のようなものが・・・

裏から見ればすぐに分かりましたが、部品チェックの段階では、違いのわかる男!になるまでに数分かかりました。

ベークスペーサー

両方からねじが刺さっている片方は使用しないはずだが・・・

やっぱり、1個は予備でした。

トッププレート組み立て完了(裏面)
トッププレート組み立て完了(表面)

ボリュームつまみが最小位置でこのように。

最大と最小でちょうど左右対称になるようにこだわった。
当然か・・・

 

電源スイッチは上がONになるように念のため。
   チョークコイルを取り付けたところ養生のプチプチをかぶせてハムバランサーも取付済み。
裏面からみたところ。
フレームとトッププレートを組み立てたところ。
前面からみたところ。
OPTを底板にビス留めしているところ。

アウトプットトランスと電源トランスを取り付けたところ(裏面)
組み立てマニュアルに背いて、この工程でヒーターブリッジアッセンブリーに配線材をハンダ付けせずにトッププレートへねじ止めしてしまった。

なぜなら、この日はハンダ付け工程まで行ける時間が無いだろうと思い、手前まで仕上げておきたかったから。

しかし、ハンダ付け工程では、結局、一旦「ヒーターブリッジアッセンブリー」を取り外してハンダ付けしなければならなくなってしまった。

アウトプットトランスと電源トランスを取り付けたところ(表面)
養生のプチプチをかぶせてある。
ボトムプレートに取り付けるゴム足だがまず、逆側からビスを突き刺して穴を開けておきその後、ボトムプレートにビスで留めるとやりやすかった。

マニアは、ゴム足で満足せず、金属製のインシュレータに交換するのだろうが・・・

ここはひとまず標準のゴム足で!
ここまでで、予備のビス・ナット類が残っている5Aのガラス管ヒューズ、銘板、ボトムプレート取付のビス。

 

ここまでで、午前中いっぱいかかりました。
オール手配線のキットは初めてということもあり、組み立てマニュアルを熟読してから慎重に進めたのと、写真もかなり撮影したので、かなり時間がかかりました。

午後からは、組み立て家具(オーディオラック2台と収納家具1台)を組み立てたり、洗車をしたりしてキット組み立てはまた来週~~~となりました。

お節介な私は、組み立てマニュアルの読み込みすぎ(笑)で誤植に気づいてしまい、キット屋さんにメールを2度もしてしまいました。
するとすぐに訂正したマニュアルが送られて来て、しかも私が指摘した部分以外に、ハンダのタイミングを分かり易くした版でした。

マニュアルにいちゃもんつけてるのは私だけでは無かったみたいで、少々安心しました(^_^;)

後半戦へ続く・・・

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